好きな色を諦めない
皆さんは「好きな色」はありますか。
その色を遠慮せず、思いっきり身に着けていらっしゃいますか。
年齢に左右されていませんか。
わたしがこんな色持っていいのかしら。なんて思っていませんか。
本日は、わたしの母が60歳を過ぎたころにつぶやいた「色と年齢」についてお話しさせていただきたいと思います。
30代のわたしが思う、大人の女性の理想像かもしれません。
私の母は60歳を過ぎたころからか、
「何色を持ったらいいか分からない。」
とつぶやきました。
私は何の気なしに
「何色でも好きな色を持てばいいんじゃない?」
と返したのですが・・・。
「だって、ほら、もう60過ぎたし、赤とか黄色とか派手過ぎない?」
・・・母がそんなこと言うなんて。驚きました。
それまでは好きなものを好きなようにコーディネートして楽しんでいたのに。
娘として、素直に、
「好きな色を持った方がいいよ。全然派手じゃない。むしろ手元が華やかになるし、服だと取り入れにくい明るい色も、鞄だったらアクセントとして取り入れやすいと思うし。」
と、今思い返せばなぜか一生懸命説得した気がします。
母は「そう?あなたが言うなら持ってみようかな。若い人が言うなら大丈夫だわ。安心。」
そう言ってオレンジのハンドバッグに挑戦してくれました。
そうか。みんな気にしてるのかな。きっと母以外にも、近い年齢の方で思いっきりファッションが楽しめていない人がいるかもしれない。余計なお世話かもしれませんが、できれば遠慮せず、ファッションを楽しんでほしいです。
いつまでも好きなファッションを楽しんでいる方は格好いいです。そして、娘としてはそんな大人の女性と一緒に歩きたいです。ずっと。
オレンジのハンドバッグ。斜め掛けにできるショルダー紐付き。
オレンジは赤と黄の間の色で果実が名前の由来です。オレンジやニンジン、夕日など日常に目にしやすい色です。暗めの洋服のアクセントカラーや夏のシンプルスタイルに合わせるなど、年間通して持ちやすい色です。
色で豊かな暮らしを
好きな色。
気になる色。
きっとその色が今、その人にとって「必要な色」なのではないかと思います。
だから年齢に左右されて好きな色を諦めてほしくありません。
好きな色を身に着けて出かける。
それだけでとても暮らしが豊かで幸せになると信じているからです。
「黄色」で「巾着」。もう可愛いしかありませんね。母がいつまでもファッションを楽しんでいてくれてとても嬉しいです。
色の心理的効果
そして色には人に心理的効果も与えるといわれています。
簡単ではありますが、色の心理的効果をまとめました。
どんな色を持とうかお悩みの方の参考になれば幸いです。
[赤系]
太陽や火を象徴とする、とてもエネルギーや生命力にあふれた色です。エネルギッシュに活動したいあなたへ。
[橙系]
親しみやすさがあり社交性が高い印象。前向きな行動を後押し。また、明るい団らんをサポートするあたたかい色。
[黄系]
明るさ、笑い、ユーモア、面白さを表します。そして幸せと希望。楽しみ色々と吸収したい好奇心旺盛のあなたへ。
[緑系]
自然を感じる植物の色。新しい生命力を感じてリフレッシュできる色。安らぎや安心を感じリラックス効果あり。
[青系]
穏やかで平和的、冷静に落ち着いた判断のできる色です。海や空の広い自由さがあり、想像力を豊かにします。
[紫系]
癒しを与え、とても神秘的な色。芸術性に富んでいます。変容の色として人生の変化をサポートしてくれます。
[茶系]
心を落ち着かせ安らぎを与えます。親しみやすく堅実的な印象。飾らず自然体の自分でいられる色です。
[ピンク系]
女性性が豊かでロマンチック。優しい安心感を与えてくれて疲労感を緩和してくれます。幸福を感じる色です。
なないろかばんの思い
なないろかばんは、色にこだわり、色で暮らしを彩るお手伝いをしたいと考えています。