革のコバ磨き|仕上げで美しく~自分の方法を見つけよう~

コバの磨き方~なないろかばん式~

みなさんこんにちは!なないろかばん です。
本日はみなさんに、レザークラフトを楽しむ中でとても重要な「コバの磨き方」をご紹介いたします。

まず「コバ」って・・・。というところですが。
コバというのは、断面(裁断面)のことです。または、エッジという方もいらっしゃいます。
すぐ思いつくのは、「持ち手のコバ」。
革を貼り合わせ、裁断した・・・そう!その断面のところです!
ここをピッカピカに磨くと、同じデザインの作品でも違う作品に見えるほど(ちょっと言い過ぎですが)とても差がつきます。

レザークラフトを始めた時、先生のコバが美しくて、感動したことを今でも鮮明に覚えています。なないろかばんでは、先生と全く同じ方法ではなく、少し自分にやりやすい方法にアレンジしました。

みなさんも是非ご自分のやり方を見つけてください!
自分のやりやすい、キレイに出来る方法が良いと私は思います。
私のやり方が、その方法を見つける材料になってもらえたらうれしいです。

では早速、順にご説明させていただきます。

使用する道具

A.紙やすり…目の粗さは#280位がおすすめです。粗すぎると逆に断面を傷つけてザラザラになってしまうからです。ご自分の力加減によってお好みの粗さを探すのも楽しいですね。
B.CMC(ふ糊)…粉を熱湯で溶かして使用するタイプです。一般のお店でご購入できます。こちら
C.木製ヘリ磨き棒
D.蜜蝋(手縫糸のロウ引き用ワックス)
E.布…綿生地
F.ライター

全行程

①紙やすりで(一段階)
②紙やすりで(二段階)
③CMC(ふ糊)で
④木製へり磨き棒で
*きれいになるまで、③と④を繰り返し行います。
⑤蜜蝋で
⑥布と木製へり磨き棒で

① 紙やすりで削る(一段階)

裁断面に対して平行に紙やすりを当て削ります。革を貼り合わせた後削る場合、貼り合わせた革が一体化して一枚になるようなイメージで削っていきます。削るたびに指で段差になっていないか確認していきます。目で見るのも良いですが、「指の感覚」を大切にして滑らかになっているか確認するのがおすすめです。
「ポイント」
・力を入れすぎない。
なぜ?→力を入れすぎると一点に力が入りやすくなってしまい、表面が凸凹になる可能性があります。また手元が思わずずれてしまい、革の表面を擦ってしまうことがあるからです。実際、私も擦ってしまったことがあります。一度の力で削ろうとせずに、何度も何度も滑らせ、回数で削っていくイメージです。


貼り合わせた革。断面がガタガタです

手を滑らせて、裏面の革を傷つけないように人差し指で支えてあげます

紙やすりで削ります

②紙やすりで削る(二段階)

先ほど削った部分を整えます。そのままですと、コバの端が少し表に反り返り、角立って引っ掛かりを感じてしまうと思います。その部分をなだらかにして触ったときに角を感じない状態まで仕上げていきます。
利き手と反対側の手で革を持ちます。この時、端から5㎜くらい手前を持ちます。次に利き手で紙やすりを親指と人差し指でつまみ持ち、角に対して45度に紙やすりを当て手前に引きます。常に、手前方向に紙やすりを滑らせて削ります。指で確認しながら角が取れたらスライドさせ端から端まで行います。そして革をひっくり返し、同じ工程を反対面にも施します。
「ポイント」
・角が立ちすぎてなかなか引っ掛かりが取れない場合
➝45度に当てた紙やすりを横方向に往復させ削ります。力を入れすぎると手元がずれて革の表面を傷つけてしまう可能性がありますのでご注意ください。

表に角が反り返って出てきています

角を落とすように

ガタガタがなくなりました

③CMC(ふ糊)で磨く

布にほんの少しCMCを取り、コバにちょんちょんと付けます。付けたら磨くイメージで伸ばしていきます。一回ではコバ全部を塗ることは出来ないので何度も付け直します。
全体に一回塗ったら、もう一回全体に塗ります。一回目で少ししっとりしているので、二回目はサラッと塗れると思います。


布に付けてこすります

指で確認します

④木製へり磨き棒で磨く

④木製へり磨き棒で磨く
コバが乾いてしまう前にへり磨き棒で磨いていきます。まずはコバに平行に棒を当て横方向に行ったり来たりさせながらスライドさせていきます。
「ポイント」
・力を入れすぎない
→力を入れすぎてしまうとせっかく落とした角がまた立ってきてしまうからです。力で磨こうとせずに、何度も滑らせて磨きます。

~③と④を繰り返します。~
きれいになってきたら、角に対して45度に棒を当て軽く磨きます。そうすることで表から見た時、さり気なくツヤが見え高級感が増します。やさしく、軽く磨きます。
どのくらいまでやるの?
→二枚に貼り合わせた革が「一枚の革に見えるまで(一体化)」続けます。ちょっと大げさかもしれませんが、理想はコバが二層(張り合あせた革が二枚だから)に見えても、触ると段差がない状態がベストです!


⑤蜜蝋をコバに塗る

蜜蝋(手縫糸のロウ引き用ワックス)をコバにサッと塗ります。
「ポイント」
・これはライターを使う作業です。安全を確保し、出来る範囲でお試しください。ライターを使って柔らかくしなくても、手の指の熱で温めてあげる程度でもいいと思います。冬の時期は冷えて硬くなっているのでこの作業をおすすめしますが、夏はそのままでも柔らかくなっていることがあるのでそのままお使いいただけるかもしれません。蜜蝋が少し柔らかい状態の方がコバによく馴染むので、以下の方法を行います。
蜜蝋から2cmほど離したところからライターを当てます。蜜蝋の表面が少しツヤっぽくなったら火を消し、蜜蝋をコバにサッと塗ってください。



⑥布と木製ヘリ磨き棒で磨く あと少し!

蜜蝋を塗った後、出来るだけ素早く「布」で磨きます。今までの磨きの中で一番やさしく磨いてください。布で磨いたら、木の棒でサッと仕上げ磨き。とってもやさしくお願いします。

いかがでしたでしょうか。

今回、なないろかばんの方法をご説明させていただきましたが、本当にみなさん様々な方法をとられています。

ぜひ楽しみながらご自分のしっくりくる方法を見つけてください。

私も今後もっといい方法が見つかったら、改善していきたいですし、また皆さんにご紹介できたらうれしいです。

最後までお読みになっていただきありがとうございます。

もし、なないろかばんにご興味をお持ちいただけたなら、下のボタンよりご覧ください。

ありがとうございました。

「なないろかばんについて」はこちら

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