底つるんオールレザーのトートバッグ

<品番:102006>

底つるんオールレザーのトートバッグ。

革の特性を生かして作られたフォルムと、革のみを使用して作られたトートバッグ。革は水に濡らすと自由な形状に造形でき、乾かすとその形状のままとどまる「可塑性」という特性があります。その可塑性を活かして底部分を作りました。「縫い目」が無いため、ほつれの心配も無く、とてもすっきりとしていて、どこか柔らかな印象も感じて頂けると思います。手作業による味わいを是非感じてみてください。

内装

長財布、スマートフォン、ポーチ、ペットボトルなど最低限の荷物が入る安心のサイズ。
また、「4つ」ポケットが付いているため、鍵やパスケースなど細かなものを収納できる片付け上手な鞄です。
中敷きには「豚のヌメ革」を使用しています。豚革は丈夫で通気性に富んでいるのが特長です。

内装2

手がすっぽり入る大きさです。
内側全体に付いているポケットは床革を使用しています。
使用している床革は、革を漉いた(革の厚みを薄くすること)時に出た床革です。革を余すことなく使いたい、そんな思いで使用しています。
床革とは…銀面(表面)の下の部分の層のことです。
床革を詳しく知りたい方はこちら

持ち手

手が小さい方でもすんなりと持てるように、付け根から握る部分にかけて次第に幅を細くしています。
また、手の大きさは一人一人様々です。持ち手は手が小さい方から大きい方まで、そのお客様に合わせて太さや長さをお選び頂けます。〇センチで表現しにくい場合は、「手のサイズ」を教えて頂ければ少し細めや太めなどご提案させて頂きます。
写真は「平手(革を二枚張り合わせた平らなタイプ)」です。付け根部分の幅は2.0cm、握りの部分の幅は約1.6cmです。

あれ!?底部分に縫い目が無い!そうです。型に合わせて作られた底の為、縫い目が無いのです。長くお使い頂いた時に見られる糸ホツレや繊細な服を着た時に角が引っかかってしまった!というような心配も軽減しますね。

ディテール写真

毎日握る持ち手だからこそ、特に気を付けて仕上げています。ヘリをやすりで磨き、染料を塗り、糊を付けて布と木で磨きます。手に握った感触が優しく感じられるまでその工程を繰り返します。仕上げに保護と艶出しのために蜜蝋を刷り込みます。また、革剥がれを軽減するために「念引き(革の両端に線を入れること)」を施しています。

ご使用イメージ

両側に付いた革のベルトを引っかけて口元を閉じます。

ご使用イメージ

カジュアルスタイルから、トレンチコートのトラッドスタイルまで幅広く。

底が出来るまで


湿らせた革の上に床革で作った型を乗せます。


角に合わせて革を引っ張りながら形状していきます。革を必要以上引っ張らないように自然に馴染むように。


型を覆うように革を包み終えました。このまま乾かします。


乾き終えたら、慎重に型から外します。


型から外した革と床革で作った型。

持ち手へのこだわり


紙やすりで角を優しくするために削っていきます。紙やすりを使う訳は、指で角を感じながら削ることが出来、仕上がりが機械的でなく自然な仕上がりになると思っているからです。


手が当たる面は角を落として手当たりが良いようにしています。


「ふ糊を付けて布で磨き、木の棒で磨く」という作業を繰り返します。


念引き(革同士が締まり、革の剥がれ防止に)

革について

繊維を密にしっかりと仕上げた「ハード」タイプのヌメ牛革です。最初は少し硬さを感じるかもしれませんが、使い込むほどに肌に馴染み、お使いになられる方に革が合わせてきてくれます。産地にこだわり国内の原皮(製品化できる「革」の状態にする前のこと)を使用した植物タンニンなめし革。顔料を一切使用せず染料のみで仕上げています。使い込むほどに味わいが増していき、変化、そして成長していく革をお楽しみください。

仕様

サイズ:
A…15cm
B…19cm
C…25cm
D…12cm
F…33cm
G…10.5cm
H…付け根2cm、握り部分1.6cm

重さ: 約320g

素材: 本体…ヌメ牛革(ハード)

機能: 裏地なし/内貼りポケット④

底つるんオールレザーのトートバッグ
<品番:102006>


価格:¥45,000~
(参考写真商品の価格¥45,000)
(参考写真の色:新緑)

商品の外側と内側の詳細動画です。

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