革鞄、革財布のお手入れ方法~レザートリートメント~
皆さんは、革はお手入れがとても大変で面倒くさいってお思いですか?私も知り合いに聞くと、革の取り扱いが分からなくて、なかなか気軽に持てなかったりしているようです。ですが、意外に革との付き合いはそこまで大変では無いことを本日は皆様にお伝えできたらと思います。もっと楽しみながらお持ちいただければ幸いです。
出来るだけ長く革製品とお過ごしいただけるために。
どんなレザートリートメントがおすすめ?
革の種類は様々です。ここでは、なないろかばんに使用しているヌメ革(植物タンニンでなめされた革)にオススメのレザートリートメントをご紹介致します。有機溶剤を一切使用していないトリートメントです。やはり、植物由来の革には植物由来のレザートリートメントとの相性が良いと思います。特徴として、両方とも蜜ろう(ビーズワックス)が入っているので、多少の雨を弾いてくれます。また、自然なツヤ感とサラッとした手触りに仕上げてくれます。しかし、仕上がりの質感などのお好みは様々だと思いますので、色々と試してみるのも面白いと思います。
一ヶ月に一回
どの位の頻度で付けると良いのでしょうか?あまり付けすぎでも革の繊維の中に必要分以上は染み込みません。大体一ヶ月に一回位の目安をオススメいたします。一度塗ると大体一ヶ月位は革の表面にトリートメント剤の膜が張った状態が続きますので、繊維の中に汚れが入りにくくなります。よく、「汚れを落としてから塗りましょう」とご説明することが多いですが、正直手間…ですよね。だったら汚れる前に!ものの、3~5分!
私も面倒さがりやなので汚れてしまう前に塗るように心がけています。
塗り方
まずはスポンジ、もしくは綿クロスに適量を取ります。スポンジや布に馴染ませて、円を描くようにしながら塗ります。円を描くように塗るとムラになりにくく、繊維の中に染み込みやすくなります。鞄全体にやさしく塗りましょう。
伸びの良いトリートメントなので付け過ぎないように少しずつ試してみてください。
撥水効果
塗った後に水を垂らしてみました。染み込まずに水滴になっています。撥水の効果が出ていますね。もちろんこのまま放置されますと次第に染み込んでしまいますが、塗る前と後では全く違います。
塗っていない面です。すぐ染み込んでしまいました。
梅雨対策
梅雨の時期は撥水スプレーをするとより効果的です。撥水機能は大体1~2週間ほどしか持たないので、この時期だけは一週間置きにさっとかけてみましょう。
※部屋に充満すると危険ですので、撥水スプレーをお使いになるときは必ず屋外で行ってください。
本日のお話で少しは革との付き合いが「意外と楽?」と思っていただけましたでしょうか。
革は経年変化を楽しみながら、時の流れを感じさせてくれる素敵な素材の一つだと私は思います。
革っておもしろい。
そして、最後までお読みになっていただきありがとうございます。
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ありがとうございました。