革鞄お手入れ方法~水シミの取り方~

雨によるシミや鞄の中で水がこぼれてしまい、革の表にシミが浮き出てきてしまうことってありますよね。本日はそんな時に出来たシミの取り方をお伝えしたいと思います。私が三年間使用し続けているトートバッグで実践します。最近雨に濡れてしまい大きなシミが出来てしまいました。雨の日も嵐の日も?使っているのでどうしてもこういったシミは出来てしまう事があります。
出来るだけ長くお気に入りの革バッグや革財布と過ごして頂けるよう参考にして頂ければ幸いです。


この水シミを取っていきます。

鞄の中身を取り出す

今回お手入れする際、荷物が入っていない方が作業がしやすいという理由だけでなく、中身を取り出すことで鞄の中の風通しを良くすることも出来るので、こまめに鞄の中を空にしてあげると良いと思います。

革表面の汚れを落とす

まずは表面についている汚れをサッと落とします。毛のブラシ(毛が柔らかいもの)をお持ちの方はブラシて落として頂き、無い方は天然繊維の布(タオルなど)で払い落とすイメージで表面を拭いて下さい。実はこの作業は日頃からしてあげると革の繊維に汚れが定着せず、メンテナンスしやすくなります。

タオルを濡らし、固く絞る

次にタオルを水で濡らし、固く絞ります。利き手にタオルを持ち、利き手の反対の手を鞄の中に入れます。そしてシミのある部分にタオルを当て、トントントンと叩くようにして革表面を濡らしていきます。さらに、シミのある部分のみではなくその周辺全体を濡らしていきます。そうする事で一部分だけムラになるのを防ぎ、色に統一感が出ます。ここでご注意頂きたいのが、あまり強く擦らない事です。擦り過ぎると色が取れて薄くなってしまう事があるからです。


シミのある部分を濡らしました


マチ全体を濡らしました

自然乾燥させる

全体が濡れたら自然乾燥させます。
少し風通しの良い所に置き、自然に乾くのを待ちます。ここでご注意頂きたいのが、ドライヤーなどを使わない事です。熱風で革の表面にヒビが入ってしまうことがあるからです。

仕上げ

しっかり乾かしましたら、革のワックスやクリームで栄養を与えます。ただシミを取っただけでは、革が乾燥し、ツヤも無くなってしまいます。人のお肌と似たイメージで、顔を洗ったらローションやクリームで整える様に、革の表面を優しく整えましょう。

ヌメ革(植物性タンニン100%の革)。そして顔料(革の表面に吹き付ける塗料のようなもので、革本来の風合いを隠してしまう可能性があります。)を含まないこの革は少し手がかかるかもしれません。ですが、そんな革だからこそ天然の革らしい優しく、心地よい手触りや表面のシボ感(革の表面に現れる凹凸)、変わりゆく表情が楽しめると思います。

一緒に長く暮らせるように。

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